うつ病になる前の兆候

うつ病になる前の兆候

今日は自分の経験から、うつ病になる前どんな兆候があるのか書いてみたいと思います。

僕の場合、うつになったきっかけは転職でした。

憧れて入社した会社の激務に加え、周囲とのコミュニケーションがうまく行かなかったために、

最後には体が言うことを効かなくなりました。

この「体が言う事を効かなくなる」というのはある日突然やってきます。

でもその前に、少しずつ兆候は出てきていました。

そのサインを見落とすことなくケア出来れば、ある程度乗り越えることが出来たかも知れません。

今日はその「うつ病になる前の兆候」についてお話します。

1.眠れない・睡眠が浅い。

不眠の兆候が出始めたら、結構赤信号です。
逆に気付かないパターンとしては、睡眠時間は取れているけれど、朝起きると体がだるいというものです。
これは明らかに睡眠の質が悪い状態。
良く夢を見たり、夜中に何度も目が覚めるのも同様です。
歯ぎしりをしたりというのもそうなので、家族などにチェックをしてもらうと良いと思います。

2.人と話すのが怖い・人の評価が気になる。

他人と話をするときにすごく気を使っていたり、他人が自分のことをどう思っているのか、何か言われていないかと気になり出したりします。
メールの何気ない文章が気になったりするケースもあります。

3.夜になると元気・休みの日は基本的に元気

午前中がしんどくって夜になるに従って調子が良くなるパターンがあります。
そのため、「疲れているだけ」とか「睡眠不足で朝の調子が悪い」と思いがちになります。
それから、休日は元気になることが多く、出かけたりも出来るので自分が病気になりかけていると
いうことに気づきません。
悪い場合は、休みは元気で仕事のときは調子が悪いという自分を責めたりします。

4.家族に対しても口数が少なくなる。

帰宅してからも口数が少なくなります。家族としては「仕事で疲れているんだなあ」と思ってしまうので、見逃すケースもあるとは思います。
また、元々口数の少ない人だと、気付かないかも知れません。
ポイントとしては、あまり笑わないというのがあります。逆に泣いたり怒ったりの回数が増えるというケースもあります。

5.ひとつのことにこだわる・すぐにムキになる。

やたらひとつのことが気になって、一日中考え続けてしまうというパターンがあります。
それから、他人に指摘されたりするとムキになって反抗的になったり、そのことに執着したりします。

もっと他にもありますが、今日はこの辺で。
こういう兆候が現れても必ずしもうつ病とは限りませんが、発症する危険性は高いと思います。

こうなった場合、まずは休息すること。
出来れば2~3日(あるいはもっと)休んでゆっくりするのがいいと思います。
それが無理でも、定時で帰る日を作るようにした方が良いでしょう。

この時点でかかりつけのお医者さんに相談するのもありだと思います。
最近では内科のお医者さんでも、うつ用の薬を処方してくれたりしますから、普段から何でも話が
出来るクリニックのお医者さんを見つけておくと良いと思います。

それから、精神科以外のお医者さんは基本的にうつ病などの診断書は書きませんから、1週間ほど
休む場合は、お医者さんと相談して診断書を発行してもらうといいでしょう。

ちなみに僕は最初かかりつけの内科のお医者さんから「めまい症」という診断書を書いてもらっていました。