うつ病を治すのは、僕の仕事ではない。
プロのコーチの仕事は何か?
いうまでもなく、
ここの分は基本中の基本です。
ここがあやふやだと、
何をしていけば良いかわからないし、
なによりクライアントから見て
頼んでいい人かどうかわからない。
という現象が起こります。
なので、ここ大事なんだけど、
結構ズレてる人がいます。
ズレているというよりも
大雑把すぎ
な人がおおいかな?
例えば
「夢を叶える仕事」
とか
「クライアントを応援する人」
とか
「目標達成をサポートする」
とかね。
間違いじゃないです。間違いでは。
でもアバウトすぎる。
だって目標を達成させる方法って、
たくさんあるわけじゃないですか。
たくさんある方法をそれぞれ説明できるといいけど、
まずそれは難しい。
説明が難しいことは伝わらないので、
クライアントにとってもわからないし、
コーチも本来何をすべきかわからない。
だからプロのコーチといては、
自分は何をどのようにして、
クライアントをどこまで連れて行けるのか
それを意識しないとダメだと思うんです。
ちなみに僕は
うつ病の人のコーチングをしていますが、
「うつ病を治す人」ではありません。
だってドクターじゃないからね。
僕の仕事は、
病院で「うつ病」と診断された人が、
少しでも考え方や、
行動の仕方が
気持ち的に楽になる方向に
導いていくことであり、
病気というものに
直接向き合うものではない
ということになっています。
その結果、うつ病が緩和したり、
治ったりという現象が起こるだけ。
この基本を見誤ると
アプローチを間違えてしまいます。
そしてそれはクライアントにとって
更に状況を悪くしかねない
ということを、僕らは常に意識しないと
いけないと思いますね。