うつは治ってからも怖い

うつ病は治ってからも怖い。

うつの治療は他の病気と違い、時間がかかります。

もちろん個人差はありますが、数年間にわたるケースも少なくはありません。

僕自身も、完全に病院に行かなくてよくなるまで5年近くかかりました。

基本的に、精神科のお医者さんは、「もう大丈夫でしょう」とお医者さん側から言うことはありません。

あくまでも患者側から、「もう良くなったと思います」というようなアプローチがあってから、薬を止めたり、

通院をストップしたりする方向になると思います。

僕の場合は、「先生、もう薬飲まなくても大丈夫みたいです」と告げたところ先生から、

「あ、そう。じゃあ卒業だね。おめでとう。」と言っていただき、そこから病院に行くことはなくなりました。

この「卒業」という言葉は、嬉しかったですね。(*^_^*)

さて、無事卒業となっても、うつ病はここからが怖いんです。

まずは、「再発」の恐怖。

いつまた悪くなるんじゃないかと、しょっちゅう考えてしまうんです。

ちょっとしんどい出来事があったりすると、「明日、起きられないんじゃないか」「またダメなんじゃないか」と

ついつい考えてしまうんです。

それと、自信の欠如。

うつの怖いところは、今まで普通に出来ていたことがまったくといっていいほど出来なくなることなんです。

仕事だけでなく、家事も、本や新聞を読むことも、テレビを見る事さえも出来なくなります。

その結果、体は治っても、自信が戻らないという状況が起こります。

この2つがどんどん進行すると、やっぱり再発してしまうかも知れません。

僕自身も、当初はこの2つに悩まされました。

でも今はもう大丈夫。

そうならないスキルを身につけましたから。

もちろん、それはコーチングです。